預言


 

                     反キリスト

聖書にたびたび預言されている終末世界を惑わし、滅びヘ導く反キリストとは一体どんな人物であろうか。

反キリストなどと呼ばれる頭の狂ったサタン主義者について、正常な人ならあまり深く知りたくないのが、当然かもしれませんが、聖書ではこの人物の現われが、世界の終わりの前兆である地震や疫病などの災害と並べて紹介されており、テサロニケ第二2:3では「誰にも、どのようにも、だまされないようにしなさい。なぜなら、まず背教が起こり、不法の人、すなわち滅びの子が現われなければ、主の日は来ないからです。彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。」と預言され、「不法の人」、「滅びの子」である反キリストの到来をひとつの前兆として、「主の日」であるイエス様の再臨の時期をおおよそ知ることができます。そこで反キリストは嫌いですが、愛するイエス様の再臨の時期を知るために研究しましょう。ダニエル書8:8−12では、反キリストの出身地と行動が象徴的に預言されています。

「(8節)この雄やぎは、非常に高ぶったが、その強くなったときに、あの大きな角が折れた。そしてその代わりに、天の四方に向かって、著しく目だつ四本の角が生え出た。(9節)そのうちの一本の角から、また一本の小さな角が芽を出して、南と、東と、麗しい国とに向かって、非常に大きくなっていった。(10節)それは大きくなって、天の軍勢に達し、星の軍勢のうちの幾つかを地に落として、これを踏みにじり、(11節)軍勢の長にまでのし上がった。それによって、常供のささげ物は取り上げられ、その聖所の基はくつがえされる。(12節)軍勢は渡され、常供のささげ物に代えてそむきの罪がささげられた。その角は真理を地に投げ捨て、ほしいままにふるまって、それを成し遂げた。」

これら2600年前に啓示された幻は、ダニエルにとっては数百年先の未来に起こるべき預言でしたが、私たちにとっては歴史が証明する通り、すでに紀元前に成就した過去の預言でもあります。しかし、聖書に書かれた歴史的預言はいつも忠実に再現され繰り返されます。これらの出来事がやがて形を変えて終末の時代の今、再現しようとしているのです。具体的に8節の「この雄やぎ」とは、ギリシャ帝国であり、アレクサンドロス大王という「大きな角」をかしらに立てメド・ペルシャ帝国を倒す程強国でしたが、やがて彼の死後、政権が代わりそこから「四本の角」が生え出ました。これはギリシャ帝国が分裂して4つの国であるマケドニヤ、トラキヤと小アジヤ、シリヤ、エジプトへと分割されて後継者たちに統治されたその後の時代のことです。中でも注目すべきは、9節に現われた「そのうちの一本の角」である一国から芽を出した「一本の小さな角」と呼ばれた人物の到来です。彼はシリヤのセレウコス王朝出身のアンティオコス・エピファネス(BC175−163在位)であり、やがて終末期に到来する反キリストの行動を事前に現わした象徴的な独裁者です。エピファネスとは「現神王」という意味を持ちますが、当時の人々は彼の残忍な行為を皮肉り、別名でエピマネス「狂人」と呼んだ程の狂った人物です。エピファネスについては外典の「第一マカベア書」に詳しく書かれていますが、彼は元々正式な王位継承外の人物でした。しかし、王が暗殺されるとエピファネスはすぐに次期王位継承予定の子供たち2人をおじの立場にありながら殺害させ、王位を無理やり奪って自ら即位し、金と権力で思いのままに人事を異動させ、巧言を使って国を堅く握った卑劣な王です。彼はやがて軍事面でカリスマ的な頭角を現わし、9節の「南」はエジプト、「東」はアルメニヤ、「麗しい国」なるイスラエルにまで勢力を拡大しました。中でもBC168年の出来事は終末期の反キリストの行動を預言的によく現わしております。当時ローマ軍の介入を受けエジプト遠征に失敗したエピファネスは撤退を余儀なくされ、その帰途、不名誉を回復しようと、はらいせに兵隊を突如エルサレムに遣わし、城壁を破壊し、家々を焼き払い、多くのユダヤ人を殺害や奴隷、捕虜にし、律法や朝夕ごとにささげられる常供のささげ物まで禁じ、エルサレム神殿内にゼウス神を祭り、その祭儀にユダヤ人を強制参加させ、誰であれ彼の偶像崇拝に従わない者は容赦なく処刑にしました。「彼の力は強くなるが、彼自身の力によるのではない。彼は、あきれ果てるような破壊を行ない、事をなして成功し、有力者たちと聖徒の民を滅ぼす。彼は悪巧みによって欺きをその手で成功させ、心は高ぶり、不意に多くの人を滅ぼし、君の君に向かって立ち上がる。しかし、人手によらずに、彼は砕かれる。」(ダニエル書8:24−25)

「彼は、先祖の神々を心にかけず、女たちの慕うものも、どんな神々も心にかけない。すべてにまさって自分を大きいものとするからだ。その代わりに、彼はとりでの神をあがめ、金、銀、宝石、宝物で、彼の先祖たちの知らなかった神をあがめる。」(ダニエル書11:37−38)

エピファネスは当時イスラエルとの間に結ばれていた和平条約を破り捨て、自らを神格化し、羽のついた汚れたゼウス神の偶像をエルサレム神殿内に祭り、そこで豚の血をいけにえにささげ、すべてのユダヤ人に偶像崇拝を強要しました。そこで、当然これに反発したユダヤ人の反乱鎮圧のため8万人が死に渡され、4万人が奴隷とされる悲劇が起きました。このようなシリヤのエピファネスによるイスラエル大患難時代はBC171年から164年までの七年間、彼がメディヤへの遠征で死ぬときまで続きました。

21世紀のエピファネス「現神王」となる反キリストは将来これと同様の行動をとります。その始まりにカリスマ的に軍勢の長にまでのし上がる反キリストは、まずイスラエルとの間、和平条約を結びます。しかし、後にはこれを破り捨て、自らを神であると宣言し、エルサレム神殿内に自分の座を設け、自分によく似た「獣の像」(ヨハネの黙示録13:14)を造らせるようになります。この神殿内に安置された偶像には息が吹き込まれ、もの言うことさえできるようにし、これを拝まない者をみな容赦なく処刑します。当然これに反発するユダヤ人に対する反乱鎮圧のため数多い死傷者が予測されます。彼らバールにひざをかがめない7千人の残された選民(レムナント)のような固い信仰を持つ将来の殉教者たちとは、七年患難時代にイエス様の空中携挙に与からずに、地上に取り残されてから選民ゆえ救いを受ける聖霊様に満たされたユダヤ人クリスチャンです。ヨハネの黙示録7:4ではその総数は8万人を上回る14万4千人にものぼると預言されています。一方、妥協して反キリストに忠誠を誓いその魂をサタンに明け渡す全ての滅びに定められた偶像崇拝者たちには666の刻印が付けられて奴隷管理され、その期間は七年患難時代の最後、イエス様の地上再臨の際、反キリストが死ぬときまで続きます。

「それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。また、小さい者にも、大きい者にも、富んでいる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々にその右手かその額かに、刻印を受けさせた。また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした。ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。」(黙示録13:15−18)

御存知1ドル紙幣にも暗号化された666についてですが、その名の数字を持っている者以外は売買できないと言う2000年前の預言はあらゆる点において現実味を帯びて成就しつつあります。日本では消費税制度導入以降、紙幣だけでは売買できず、細かな硬貨を買い物の際、手にすることが増えました。その一般的に普及している硬貨のうち、500円と100円と50円と10円と5円と1円を合計すると不思議、666円になります。確かに、小さな硬貨ですが、これがなければ売買できないシステムになっています。また、買い物の際、レジで使用される便利な商品バーコードと読み取りスキャナーですが、世界的に普及した商品バーコードのキーコードは必ず666です。<資料1>はティッシュボックス裏面印刷のバーコードですが、これらの縦線の一つ一つはその商品名や価格などが暗号化されており、必ずすべてのバーコードに共通しているのが、両端と中央の他の縦線よりも少し長くて細い2本線、丸で囲った部分の数字6です。666がコンピューターのキーコードだからです。瞬時にスキャナーで商品名や価格等を読み取るコンピューターの進化を考えると確かに「ここに知恵があります。」バーコードの666をはがした商品をレジへ持って行っても売ってくれません。また、今後ますます普及するインターネットのアドレスに使うハイパーテキストシステム「http://www. .co.jp」ここに必ず使うwwwとはWORLD WIDE WEBの略ですが、ヘブライ語はアルファベットがすべて数字に換算できます。するとwwwの正体が666となります。今後インターネット上の売買がさらに普及すると考えられますが、このバーコードの数字が各個人に打ち込まれたら大変です。最近、機密情報豊富な特殊企業では部外者進入阻止のため建物の入り口の上に小さなID識別装置が付いており、社員の胸にある名札のバーコードと瞬時に照合して一致しなければドアは開かず進入できないシステムが普及しています。もしこれが反キリストに悪用されてデパート入り口に付いたら生活必要物資の売買が困難になるでしょう。たとえ侵入できても個人のIDであるバーコードがなければ、レジで購入不可とされます。今、統合ヨーロッパを急いでいるEUの本拠地ベルギーのブリュッセリンでは、本部ビルに巨大コンピューターが1階から3階まで占めて稼動していますが、この巨大コンピューターの名前は「ビースト」と呼ばれ、意味は「獣」(黙示録13:18)。そこにはすでに先進国に住むすべての住民の職業や出生証明書、運転免許証番号から社会保険番号、クレジットカードの番号まで個人情報すべてが登録されていると言います。<資料2>さらに、IBM開発のレーザー・タットゥー・ガンはレーザー光線で見えない入れ墨を人体の細胞に直接刻みつけて国民総背番号制度のように個人情報をすべて管理可能であり、ID識別装置となる自動電子読み取り装置もすでに開発されております。今後、もしこれらのEUシステムが悪用されて宇宙ステーションと連帯フル稼動するならば、人工衛星から地上に住む人類をナビゲーション併用で現在位置を特定、監視もしくは管理、攻撃さえできるという危険性もあります。今後、このような危険人物、反キリストの到来する国家、政治的土台は一体どこでしょうか。それは、やがて現われるサタンの最後の力を持つ卑劣な「現神王」反キリストとは、昔のエピファネスがシリヤから到来したように、終末期のシリヤから到来すると予測できます。今後のシリヤの政治・経済・軍事・宗教などの動向に注意を払うことも私たちにとってイエス様の空中再臨の時期を知る上で重要なひとつの知恵となるでしょう。さらにまた、反キリストの行動は「第四の国」(ダニエル書2:40)、「第四の獣」(ダニエル書7:7)と称されたEU(もしくは更に別な称号に変更しているかもしれません。)による統合ヨーロッパ10カ国の表舞台に登場し、後に3カ国を脱退させ、7カ国に統合することが預言されています。(ダニエル書7:20、7:24)

「私がその角(第四の獣が持つ十本の角・統合ヨーロッパ10カ国同盟)を注意して見ていると、その間から、もう一本の小さな角(反キリスト)が出てきたが、その角のために、初めの角のうち三本(3カ国)が引き抜かれた。よく見ると、この角には、人間の目のような目があり、大きなことを語る口があった。」(ダニエル書7:8)今後、もし、新聞の注目記事の中でヨーロッパを統べ治める偉大なカリスマ的指導者が突如、世界の表舞台にさっそうと現われ、EUの実権を握って統合ヨーロッパ10カ国を7カ国まで絞り込むシリア出身の「大きなことを語る口」を持つ、「角」のようにとがった攻撃的性格の666の数字をやたらにこだわって好む変人を確認したなら、そろそろ私たちがこの世を離れて空中高く携挙されるその時なのです。ハレルヤ。