ミステリー   


 

                契約の箱に注がれた血  part1

 今から約200年前、カトリックの聖女と言われたドイツの修道女カタリナ・エンメリック(1774−1824)は病弱なため、修道院から一歩も外出できない過酷な生活をするなか、憐れみ深い主から、特別に幻を見る賜物を受けました。啓示された数多くの壮大な幻は大変正確で、当時まだ誰も知らなかったはずのイエス様の母マリアの隠居所の跡が、トルコのイズミールにあることを預言。さらには、イエス様の十字架が立てられた本当のカルバリの丘を定説の聖墳墓教会ではなく、ダマスコ門の外の丘であることを預言。

驚くべきことは、なんと十字架の立てられた地点の真下の地下洞窟には契約の箱があり、その下にはアダムとエバの骨まであることを指摘。しかも、この地点は全世界のちょうど中心地点でもあると断言。これらすべてのことは、終わりの日に明らかにされることまで預言したのである。これは、その預言の一部である。

「私は、ゴルゴダの丘深く、イエス様が磔つけにされた地点の真下、水の層にほど近いほら穴に眠るアダムの骨を見ました。私は、中を覗きアダムの骨が、右の腕と足、右のあばらの一部以外は、完全に保たれているのを見ました。右のあばらから覗いたとき、左のあばら骨がはっきり見えました。右脇には、主が取り出されたときと正確に同じ位置に、エバのどくろが横たわっていました。…アダムの骨の真上、ゴルゴダの丘で行なわれたイエス様の血の犠牲は、遺骨を下に納めた契約の箱の上で行なわれる礼拝を予示したものでした。」

やがて、エンメリックの預言以降50年が過ぎ、預言の一つが的中しました。ゴードン元将軍がダマスコ門の外の丘にあるユダヤ地方で昔からアダムの墓と伝承されていた地を独自に発掘。斜面にある天然の岩のおうとつが侵食の為、まるでどくろの面に見える奇妙な岩を発見。ここを本当のゴルゴダ(訳すと、「どくろ」の場所)(マルコ15:22)と特定!。さらにその50年後、もう一つの預言も的中。トルコのイズミールにて確かにマリアの隠居所の跡が発掘!。そして、時代はさらに流れ今、終わりの日にこれらすべてのことが明らかにされるという預言も的中!。1982年1月6日、契約の箱はすでに発見されていたのだ!。

これは、アマチュアの考古学者ロン・ワイアットが発見採取した数々の証拠資料に基づいたある意味でキリスト教の定説をもくつがえす程の驚くべき真実のレポート、衝撃のノンフィクションである。

スティーブン・スピルバーグ監督の冒険映画「レイダース・失われたアーク」を御存知でしょうか。

アメリカ政府から特殊任務を受けて、失われた秘宝アーク(契約の箱)を探し求めてインディ・ジョーンズが冒険するフィクション映画ですが、実は実在した考古学者ロン・ワイアットをモデルに実話からヒントを得て製作されたようです。ロン・ワイアット自身、ある政府の権威筋からアーク発掘の特別許可を受けて命がけで冒険的発掘に献身した人物であり、彼は、1999年8月すでに昇天していますが、残された多くの遺業は今日も多くのことを語り、中でも際立つ功績はアーク発見とそこに注がれていたイエス・キリストの十字架の生きた動きある血潮です。これから紹介する単純には語り尽くせず、決して無視して通れない真実のレポートを祈りつつ考察していただきたい。まず、ロン・ワイアットのこれら一連の発見について最初に最も詳細な追跡調査した人物ジョナサン・グレイ著の「契約の箱」(徳間書店)を推薦します。私の書いた「大発見!主イエスの血潮」(マルコーシュ・パブリケーション)は、その続編的な要素があり、もとから契約の箱について専門的に扱った内容ではなく、イエス様の血潮の力を聖書と証し中心に研究した内容でしたが、このノンフィクションはやはり無視できない関連性ある有力な情報のため部分的に大きく紹介しております。

ロン・ワイアットの遺業は他にアララテ山上のノアの箱舟残骸発見!。78年にはモーセの出エジプトの現場を塩の海の底に古代戦車残骸と共に発見!。84年にはサウジアラビア北西部に定説と異なる真のシナイ山発見!。その山麓に金の小牛の祭壇確認。ソドムとゴモラを含む5つの滅亡した都市を多数の燃え落ちた丸い硫黄の玉と共に発見!。そして、79年から大量の土砂を取り去る発掘作業を続けていたどくろの現場でついに2000年前の地層まで掘り下げてそこに地震によってできた亀裂の入った十字架穴を墓の封印石と共に発見!。82年にはさらにその6メートル真下に石棺に納められていた契約の箱を神殿器具と共に発見!。写真撮影。十字架穴の亀裂ずたいに真下にある契約の箱まで真っ直ぐ注がれていた2000年前のイエス様の血潮の痕跡を実際に採取してアメリカのクリスチャン医療施設に持ち帰り、科学分析!

ここで冒頭に証したカタリナ・エンメリックのもう一つの預言、終りの日に明らかになるはずの十字架の立てられた地点こそ全世界のちょうど中心地点でもあるという啓示について、全く別に独自の立場から調査、立証したアメリカの物理学者アンドリュー・J・ウッド博士の報告をいたします。彼はコンピューターと科学者たちを総動員して地球上の全陸地の中心地点について算出し、全陸地を細かに分割し、ある場所から他のすべての分割地までの距離の総和が最小になる地点を調査。その結果はまさに聖書の中心舞台エルサレムでした!。ここはまさにアジア、ヨーロッパ、アフリカの三大大陸の接点であり、人種的にも黄色人種、白人、黒色人種のそれぞれが住む地域の交点だったのです。エルサレムこそ十字架の立てられた聖地、公平な唯一の神なるイエス様の来られた全地の中心だったのです。今から約2600年前に書かれた聖書の御言葉「神である主はこう仰せられる。「これがエルサレムだ。わたしはこれを諸国の民の真中に置き、その回りを国々で取り囲ませた。」(エゼキエル書5:5)ハレルヤ!

 

           契約の箱に注がれた血 part2

アメリカのクリスチャンで民間の探検家であり考古学者でもあるロン・ワイアット。彼はトルコ政府公認のアララテ山上ノアの箱舟残骸発見者として1987年にノアの箱舟国定公園設置の際、特別ゲストとして招かれた人であり、モ―セの出エジプトの現場を塩の海海底に古代戦車の残骸と共に発見など聖書考古学界で有名な人物であり、ワイアット考古学研究所(WAR)を組織しましたが、彼は1982年1月にさらに大きな世紀の大発見をしていました。契約の箱です。その次第はこのようです。1978年彼が子供たちとへブル人の出エジプトの際、奇蹟的に水が裂けて壁となったあと再び元に戻って塩の海に生きたまま飲み込まれたパロ王ひきいるエジプト全軍の戦車の残骸を海底に探す潜水調査をしていました。実際エジプト・カイロの博物館には王朝時代のパロ王たちのミイラ25体が収蔵されておりますが、メルネプタハ王のミイラだけは他のものと死因が異なり、通常は皮膚が赤褐色のはずがこのミイラだけは白っぽい色で全身に塩分が付着しており、顔の形もくずれ、眉毛も直接書いた跡があり、耳には魚に食われた跡もあり、三年間の調査の結果このパロ王は塩の海で水死したと結論づけられております。聖書にはパロ王自身もへブル人のあとを直接追跡して海にはいったとあり、海辺にはエジプト人の死体があがったことも書かれてあります。(出エ十四・二三、三十)。しかしながら、この時の潜水調査はロン氏の足がはれて痛んだため潜水中断となり、残念ながらアメリカに帰国することとなりました。帰国を待つある日、ロン氏はホテル近くにあったゴードン大佐によってイエス様十字架張り付けの地として特定されていた有名な観光地である岩の斜面にどくろの面を持つカルバリ断層を地元の権威者とローマ古器物について話し合いながら歩いていると、ある場所に来たその時、彼らは歩くことをやめ突然ロン氏の手が自分の意志にはよらない聖霊様の圧倒的な力で動き出し、無意識のうちに地面の一角を指し示して止まったのです。しかも、ロン氏のくちびるからは明確な預言が超自然的にその場で語られたのです。

「それは、エレミヤの咽もとである。そして契約の箱の埋められた地である。」

ロン自身それまで契約の箱発掘については考えたこともなかったのですが、この時一緒にいた地元の権威者も不思議なことにこれを受けて言いました。「それはすばらしい!。私たちはあなたに発掘を願って許可を与えましょう。あなたの泊まる所と毎日の食事さえも与えましょう。」

ロン氏はそれ以降不思議な聖霊様によって語られた預言に導かれこの地の採掘権を正式に得て、未だ誰も発掘したことのないまさにどくろの面を崖の斜面にもつ岩棚の真下を垂直に掘り始めて行ったのです。地元の土方アルバイトを雇いながら息子たちと共に大量に蓄積された重い岩と土砂を次々と取り除く気の遠くなるような入念な発掘が成され、やがて彼らのチームが発見したものとは失われたアークである契約の箱だったというのです…。

民間の考古学者として年間の半年をアメリカの医療施設で働き、他の半年を発掘調査に自費で費やすという大変困難な作業に生涯献身できたロン氏にとって、時には発掘を断念しようかと思う程の困難もあり、そのような彼を変える神様の激励体験もそこにありました。それは契約の箱を守り続けるケルビムのような実際の天使に出会ったことです。ある日、彼は預言者と共に契約の箱があるほら穴入口外側の地面に座り、他の労働者たちはほら穴の中にいました。彼は自分が隠れるほど掘り下げた地面に座ってレーダースキャナー(電波断層探知機)の紙を取り替える等の作業中で預言者は大きなやぶの陰で食事を食べていたその時です。ロン氏ひとりが背後の上にある地面から語り掛ける声を聞きました。

「あなたがここでしていることを神様は祝福します。」

見上げるとそこには背の高い黒っぽい髪のすらりとした男が聖書の時代に着ていたような頭をおおう全てが純白な長いローブの上着を着て立っていました。

驚いたロン氏はここでの発掘作業を誰にも教えていなかったためこの人が誰であるかを不思議がりながら丁寧な会話調で彼がもしや近所から来た人であるかとたずねました。彼は単に「いいえ。」とだけ答えて沈黙しました。そこでロン氏は彼が旅人であるかとたずねました。すると彼は再び「いいえ。」とだけ答えてさらなる沈黙が続きました。それから白い服を着た人物は言いました。「私は南アフリカから新しいエルサレムに行く途中です。」ロン氏は驚きのあまり何も言えずに彼をじっと見つめるだけでした。その人は再び言いました。「あなたがここでしていることを神様は祝福します。」それから彼は背を向けて立ち去りました。その直後、やぶの陰に隠れていたため彼を見られなかった預言者は言いました。

「ロン。私たちはずっと天使に話しかけていたと思いませんか?。」ロン氏は答えました。「少なくとも…。」

契約の箱の発見者ロン自身はこの洞窟に四度入ったことからさらに細かな証拠資料を保存していると思われますが、一般公開されないまま残念なことにロン氏は1999年8月にすでに昇天しており、その後のイスラエル政府による発掘現場埋め戻しによって今は誰も手がつけられない状態でそのままそこに眠っています。