「隠された宝」 


               

アメリカ発のリーマン・ブラザースの破綻から瞬く間に世界中へと広がった株価暴落は今後も日本経済に暗い影を落とし、企業や金融機関のリストラ、倒産、再編、買収を加速することでしょう。ところが、地方に住むある知人のクリスチャンがユダヤ人投資家の書物から金融工学を学び、祈りながら短期投資したところ、多くの金融関係者や投資家が嘆き悲しむこの厳しい世相に反して、今回の暴落相場で不思議と大きな利益を得てしまい、「この投資は、将来のフルタイム献身の資金確保です。主に感謝!!」という喜びの報告をいただきました。大損する者がいれば大儲けする者がいる経済動向。911事件の際にも「ユダヤ人死傷者がほとんど皆無だった」とささやかれますが、あるいは仕組まれたかのような不可視な力の怖さを感じます。

ある50代の姉妹は3年前から銀行の勧めで一般的な株と債権、不動産の「投資信託」をしていたようで、何の金融知識もなく1000万円も投資してしまい、今は半分以下の600万円位の損をしました。姉妹は教会の祈り会に出席するまでは「投資」の評価損のことを世俗的な悩みなので恥ずかしいと思い込み、一人で悩んでいました。

最近の北海道新聞では、今回の暴落で資産を失って多くの人がうつの精神的変調をきたして精神科を訪れていると報道されましたが、私たちの身近な教会員にも同様の資産の回復と慰めの祈りが必要な人がいないでしょうか。周囲の教会員にさらに愛の気配りが必要な時かもしれません。

ロイター通信では、今回の金融恐慌にショックを受けたウオール街のビジネスマンたちが、スーツ姿のまま近郊の教会に礼拝出席する姿が急増したと報道しています。どうやら金融街では経済情勢とリバイバルが連動しているようです。以前、ウオール街のマクドナルドでハンバーガーを食べていた時にホームレスが各テーブルを巡回しながら物乞いし、私たちのテーブルにも来たことを思い出しますが、高額なリンカーンリムジン車が走り抜ける金融街、不思議と富豪と貧困者は一所で背中合わせです。

「わたしは秘められている財宝と、ひそかな所の隠された宝をあなたに与える。それは、わたしが主であり、あなたの名を呼ぶ者、イスラエルの神であることをあなたが知るためだ。わたしのしもべヤコブ、わたしが選んだイスラエルのために、わたしはあなたをあなたの名で呼ぶ。あなたはわたしを知らないが、わたしはあなたに肩書を与える。」(イザヤ4534

神様は私たちに「秘められている財宝と、ひそかな所の隠された宝」を与えると言われます。それは土くれの中に隠された宝、私たちを神殿として住んで下さる聖霊様です。

聖霊様こそ霊的にひそかで最高の宝です。そして物質的な宝も多くは、隠された環境から与えられます。一説ではイスラエルにはイザヤの預言通り「秘められている財宝と、ひそかな所の隠された宝」が6-8兆ドルもの鉱物質として死海に眠っているそうです。それは先進諸国の富の総額以上の巨額です。イスラエル国内には巨大な石油の埋蔵もあり、世界のユダヤ財閥から祖国へ送金される援助もかなりの額です。また、終末期におそらく地中から再発掘され、イスラエル第三神殿に安置される契約の箱もまた黄金で覆われた「隠された宝」となることでしょう。

 

聖書中、神様はしばし予想外の手段で人々の物質的必要を満たしておられます。荒野の食料難な環境で神様はイスラエル全体に朝には植物性タンパクのマナ、夕には動物性タンパクのうずらを与えられました。「しかし神は、上の雲に命じて天の戸を開き、食べ物としてマナを、彼らの上に降らせ、天の穀物を彼らに与えられた。それで人々は御使いのパンを食べた。神は飽きるほど食物を送られた。神は、東風を天に起こし、御力をもって、南風を吹かせられた。神は彼らの上に肉をちりのように、翼のある鳥をも海辺の砂のように降らせた。」(詩篇78:2327)まさか食料が空から大量に降ってくるとは、しかもマナは元来「御使いのパン」です!渇いた時には水が、なんと岩から吹き出ました。人間の予想外の手段で必要を満たされるユニークな神様です。

 

4人のらい病人がサマリヤの門の入口にいました。彼らが勇気ある決断を下してアラムの陣営に入りこむと、なんと、そこには誰もいません。神様が4人の足音をアラムの陣営に戦車の響き、馬のいななき、大軍勢の騒ぎへと天からミキサー調整して大音響で聞かせたので、彼らは恐れて逃げ去ったのです。このらい病人たちは、陣営の端に来て、一つの天幕にはいり、食べたり飲んだりして、そこから、銀や金や衣服を持ち出し、これを繰り返して短期に大金持ちになり、一般報道を通じて飢餓のイスラエル全体をも救済しました。誰がこのような奇抜な手段でイスラエルの食糧難を解決すると想像できたでしょうか!

 

エリヤにおいては荒野のケリテ川のほとりで朝に夕になんとカラスがパンと肉を運んできました。

 

ヨセフとマリヤは東方の博士たちから予想外にも黄金、乳香、没薬をイエス様の誕生祝としていただき、エジプトでの避難生活の資金源に役立てました。

 

どうしてイエス様が5つのパンと2匹の魚だけで男5千人をも食べさせることが出来たでしょうか。しかも配給元は子供の小さなお弁当から。

主の御わざは時にスリリングで奇抜で「隠された富」のように誰も知らなかった予想外の働きが非常に多いです。神様もその使いも不思議なお方です。

「主の使いは彼に言った。「なぜ、あなたはそれを聞こうとするのか。わたしの名は不思議という。」(士13:18

人間的な常識の枠組みで信仰を型にはめて聖霊様の働きを制約してはいけません。CHスポルジョンは、よくメッセージ前に「主よ!聖なる無秩序を持ってこの礼拝に来てください。」と祈っていましたが、神様の方法は多種多様で人間の優れた英知をはるかに超えた独創性と想像力と奇抜なアイディアの御計画があります。

例え、世界がどんなに不況に満ちた時代でも、神様は御自身の聖徒を特別に扱われ、特別な方法で守られます。エジプト全域にかえるの群れ、ぶよの群れ、あぶの群れ、その他あらゆる種類の汚れた災いが起きても、神様を信じるヘブル人社会は全く無害でした。エジプト全域が真っ暗闇に包まれ、立ち上がることさえ出来なくなっても、ヘブル人居住地には光がありました!エジプト全域に死の災害が満ちても、ヘブル人は一人残らず、やまいも癒されて、よろめくことなく元気に出エジプト出来ました。ハレルヤ!(出11:1、詩篇105:37

主があなたとあなたの全家族、そして所有物すべてをあらゆる恐慌から守ります。御使いが特別戒厳令を敷いても守ります。必要とあらば予想外の手段を用いても、日毎の糧や今後の必要が満たされます!

私が神学校に入る頃、当時、献身の導きは感じていましたが、先立つ資金が不足していました。そんなある日のこと、私たちの教会に福岡のフルゴスペル教会の金エシュルン牧師が来て聖会を導いて下さいました。恵まれたメッセージの中で、ある聖徒が仏壇を家庭から捨てた後、家族が救われたという内容の証しをお聞きしました。そこで私も実践しようと決意しました。早速、私は泥棒のいでたちに変身して真夜中に車を自宅前につけてこっそり座敷へしのび込みました。季節は真冬の札幌。私が大きな家の座敷の仏壇の扉を開けて、手をかけたその瞬間、「ドッカーン!」ものすごい音と共に家が一瞬揺れました。こちらは、どろぼう中なので本当にびっくりしました。幸いに上の階にいる両親は気づきませんでした。実は屋根の雪下ろしが出来ていなかった為、ちょうどそのとき二階から一階の屋根に大きな雪の氷となった塊が落ちたのです。内心、「悪魔が雷のように落ちたな。」と思いました。こうして仏壇を手際よく解体して次々と車内に運び込んで、後は一目散に自宅から逃げ去りました。当時は少々興奮していて、今考えるとあまり捨てる必要もなかった父親が優勝したときにもらったゴルフのプラグを構えている男性の模型がついたトロフィーの数々や、高価なブロンズ像の女性が時計を持っている置物や座敷にあった各種の人形、こけし等もすべてまとめて車に積み込んで逃げました。そして闇夜の札幌郊外で捨てる場所を探して運転中、突然飛び出す車に接触しそうになり、相手を良く見ると黒い宗教的な服を着た坊主でした。その後、運転中に「あれ?やたら手が滑る。」と思ったのでわたしの手を見ると、なんと両手が切れて血だらけであることが分かりました。仏壇を運ぶ際、その乾いたヘリで切ったと思われましたが、確かに強い種類の悪魔が追い出されるときに、小さな生命体が滅ぼされたり、主のしもべの血を流して出て行くことがよくあります。金エシュルン牧師の証しを思い出しました。「私は聖徒の仏壇を破棄処分する時、おのが滑って自分の足に当たって出血したことがあります。」

やがて、仏壇放火にふさわしい現場を見つけてから私は灯油をかけてすべて、人形も今思えば無関係、無罪だったトロフィーの置物のおじさんもブロンズ時計のおばさんも、見事に焼き捨てすっきりしました。私の姉にあたる女性の遺影も位牌も真っ黒焦げです。自分の所有物でもないのに綺麗に処分しました。だから当然にして翌日には家族からひどいお叱りをいただくことになりました。が、不思議なことも起きました。やはり神様は不思議なお方です。

実はその日、妹はイギリスに留学中でした。当時、信仰から離れていた妹ですが、仏壇破壊の翌日に国際電話が鳴りました。その内容が素晴らしい!「お母さん。聖書が読みたい。日本語と英語が対訳されて書かれているものを一冊、イギリスまで送って!」

私の仏壇破壊工作を一切知らない妹が、時空を超越してはるかかなた地球の裏側のイギリスから神様を求めて立ち返ったではありませんか!日本とイギリス!そんなに距離が離れているのに霊の世界は瞬時に影響を与えているのです!泉家の家族に関わる呪いのきずなが霊の世界で見事に断ち切られたからです。ハレルヤ!妹は今、札幌の教会員です。一方、私の父は語りました。「仏壇を捨てたから、たたりが起きた。」家の前を父親が除雪機で雪かきしていた時のことです。除雪機は下からぐるぐる回って雪を取り込み、上の煙突から勢いよく吐き出す機械ですが、その際、吹き出た雪に小石が混じっていたものが路上駐車中の他人の車に当たって線傷がついたと言ってクレームが来たということでした。相手は若者で弁償を申し出たようです。せっかく私がどろぼうに変身して仏壇を捨てたのだから、いいことが起こればいいのに、これはまずいことになったなあと思いました。当時、私が知らなかったことですが、今後、同様のご奉仕をなさる読者の皆様のために伝えたい真理は偶像破棄以降は、その場で繰り返し礼拝を捧げて長年家に同居していた地域の悪霊を完全に追放しなければなりません。偶像の住まいを失いホームレスとなった悪霊を追放する戦いです。私の場合、その家庭礼拝が不足でした。そこで祈って地域の悪霊を追放すると、今度は父親からいい知らせを受けました。「解決した。相手方は線傷を拭いたら取れたので、別に弁償しなくてもいいと申し出てきて良かった。ところで聖書は凄いなあ。私がいつものように朝の英語講座をラジオで聞いた時、同じ頃の時間帯に聖書の話がされていた。今回の悩みゆえ、少し関心を持って話を聞くと「あなたの敵を赦しなさい。」という内容のお話で大変益になった。聖書はすごいなあ!」その後、母も信仰告白するまで清くなりました。そして私の献身。

当時、神学校に入学するのに年間50万円もかかりました。私が仏壇を捨てた証しを聞いた牧師先生がメッセージの際、私の証しをされたそうです。するとそれに応えてある聖徒が感動して「その若者のために献金を捧げます。」と申し出て下さったというのです。こうして予想外に振り込まれた50万円が私の生涯の献身の道を開き、それ以降も毎年、同様の奇蹟が続いて神学校を卒業できました。本当に感謝しています。

神様は厳しい経済情勢のとき、私たちを奇蹟で守ります。必要はいつも神様の方法で満たされます。

 

また、経済の祝福と並んだ「わたしのしもべヤコブ、わたしが選んだイスラエルのために、わたしはあなたをあなたの名で呼ぶ。あなたはわたしを知らないが、わたしはあなたに肩書を与える。」(イザヤ454)という「肩書」についてのもう一つの約束ですが、イエス様はこのように言われました。

「だから、天の御国の弟子となった学者はみな、自分の倉から新しい物でも古い物でも取り出す一家の主人のようなものです。」(マタイ1352

 

イエス様はイザヤの預言成就者として弟子たちに確かに「肩書」を与えられました。イエス様を信じて献身的な弟子となるとき、誰でもすでに「天の御国の弟子」であり、イエス様から「学者」と呼ばれます。その勇姿は「自分の倉」のように大切な聖書から「新しい物」である新約聖書でも、「古い物」である旧約聖書でも、自由に取り出して引用し、御言葉を聖書全体からバランスよく解き明かせる「一家の主人のよう」に中心的な重要人物になれるということです。福音伝道者は誰であれ、主の御前、立派な「肩書」ある「学者」なのです!

この世が認めても認めなくても事実、あなたは主にある優秀な「聖書学者」なのです。自信と勇気を持って下さい。世のいかなる知者も賢者も王様も悟れなかった偉大な奥義、イエス・キリストの十字架の死と復活の真理を私たちは知り、隠された宝の聖霊様が内住されているではありませんか!ものすごい光栄なことです。永遠につながる祝福です。万一、あなたが失業し、「無学な普通の人以下だ!」と呼ばれたら、そのときこそ大胆にこう宣言してください。「実は、私の本業は学者なのです!今まで宝のように隠していてごめんなさい。」そして、おもむろに聖書を取り出して新旧約から大胆に語りだして下さい。神様があなたの正しい信仰告白を支持して、その場で適切な語るべき英知の言葉を次々と与えられます。あなたは確かにイエス様経由で天国公認の「天の御国の弟子となった学者」です!ハレルヤ!